フリーエンジニアが案件を獲得した時、業務を開始する前にクライアントと結ぶのが業務委託契約です。
最初に話していた金額と報酬が違うといったことがないように、業務委託契約を結ぶ際は以下のことに注意しましょう。
まずは契約形態です。
フリーエンジニアの多くは、案件を紹介してくれるエージェントを利用しています。
エージェントで仕事を請け負うと、準委任契約になるのが一般的です。
しかしその時々で請負契約になっているケースがあり、請負契約とは成果物の納品をもって契約履行となる契約のことを言います。
そのため、クライアントが求めるクオリティーのものを納品しないと、報酬が得られないというリスクがあるのです。
契約を結ぶ前に、契約書に成果物の納品や瑕疵担保責任などの文言がないことを確認しておきましょう。
また単価についてもしっかり確認しておくべきです。
よくあるのが消費税の扱いで、こちらは税別と思って請け負ったところ、先方は税込みの金額を提示していたということはよくあります。
たかが消費税といっても、報酬の金額が大きくなるほど無視できないほどの違いです。
10万円の報酬なら消費税額は1万円にもなるわけですから、消費税の扱いはしっかり確認しておきましょう。
そして経費の扱いについても同様に注意が必要です。
エンジニアの仕事にも通信費などの経費が発生し、時には交通費が発生することもあるでしょう。
そんな時、どちらがそれを負担するのかを業務委託契約書に明記しておくことが、後々のトラブルを防ぐために大切です。